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第1回 ハッピーを大きくしたプレミアムビール
狩野卓也


第2回 変わりゆく饗宴外交
西川恵


第3回 かかりつけの名医のみつけ方
松井宏夫


第4回 日本の赤ワインの礎「マスカット・ベーリーA」
坂田 敏


第5回 週末はいつもアウトドア
廣川健太郎


第6回 不可能の壁を超える実践優位のマーケティング
石井淳蔵


第7回 ブレンダーという仕事
輿水精一


第8回 過去の体験が濾過されて曲になる
村井秀清


第9回 グラスはつくり手と飲み手をつなぐ
庄司大輔

第10回 落語を世界へ 英語で伝える日本の話芸
立川志の春


第11回 和食は「ご飯がたべたい」料理の文化
阿古真理


第12回 若者のための酒場歩きガイド
橋本健二


第13回 画像で気持ちが伝わる ネット口コミが市場を動かす
徳力基彦


第14回 創業60周年 復活した十三トリスバー
江川栄治


第15回 カクテルバーのコミュニティ
豊川紗佳


第16回 次に目指すは日本のバー文化の底上げ
坪倉健児


第17回 カクテルアワード受賞経験を倉敷で活かす
松下知寛

第18回 地域でつくるオペラアカデミー「農楽塾」
中嶋彰子

第19回 「消費されるワインの最高峰」を目指して
椎名敬

第20回 ウイスキーと映画そしてケルト文化
武部好伸

第21回 日本の夜の公共圏スナックの将来
谷口功一

酒論稿集
酒器論稿

創業60周年 復活した十三トリスバー 江川栄治
■後輩を育てて店を引き継ぐ
−− 今回、優勝された全国エリート・バーテンダー・カクテル・コンペティッションのエントリーはいつ頃でしたか?
豊川 3月末が締切で九州大会が5月でした。

−− ということはエントリーした後、本番に向けて練習という時に震災があったわけですね。
豊川 ええ。3月末には作品の創作は終わっていましたが、4月14日、16日に地震があってそれどころではなくなってしまいました。グラスやお酒は割れて店はめちゃめちゃで営業を再開したのは4月の終わりです。出場しなくてもいいんじゃないという声もずいぶんありましたが、片づけも終わり営業し始めると少し落ち着きました。家族も無事だったので、せっかく4年間やってきたのだし、出たいという気持ちが強くなっていきました。
 今回の九州大会は長崎でした。コンテストの運営が本当にたいへんなことはわかっていましたし、地震の時には長崎から駆け付けてくれて助けてもらって、お世話になりっぱなしでしたから、それなのに選手が来ないというのは申し訳ないという気持ちもありました。元気な姿を見せることが、恩返しになるように思い、やっぱり出場しようと決めました。それからは2週間、ひたすら練習です。

−− それで見事に九州代表になり、10月の東京での本選出場が決まったのですね。決まった後はどうされました。
豊川 やることはたくさんあったのですが、あまり練習はできませんでした。余震が頻繁にあったので店に一人で残っていられず、またグラスやお酒が割れてしまうのも嫌でしたから。本格的に練習を始めたのは8月からです。ほぼ毎日、営業の前、終わった後にやりました。

−− その甲斐あって見事に優勝されたのは、本当によかったですね。
豊川 ありがとうございます。

−− 最後にこれからの展望を聞かせてください。
豊川 そうですね。この店は開店して22年目になりますが、マスターバーテンダーが代々、後輩に店を引き継いで続いています。私もそろそろ後輩を育てて引き継ぐ準備をしたいと思っています。かなり席数の多いお店なので、若いうちでないと体力的に切り盛りできないからでもあります。10年後なんてすぐですから、40歳になった頃には一人でやれるカウンターだけの店をやって、ここは後輩に引き継げたらと思います。■

(聞き手 酒文化研究所 山田聡昭 2016年12月16日/於 バーブルー)

バーブルーは熊本市の繁華街にある料飲店ビルの5階バーブルー
熊本県熊本市手取本町3-9 Fanビル5F
TEL 096-323-3933
営業時間:19:00〜翌2:00 (翌1:30)
定休日:日曜/連休の場合変更有
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