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北関東地方における清酒製造業の形成過程
(1) 生産額のデータは篠原(一九七二)による。
(2) 山田(一九七七、三一頁)を参照されたい。
(3) 「一統」とは、近江で用いられる本分家関係の名称である。
(4) 乗合商法については、日野の豪商・中井源左衛門の経営方法を明らかにした江頭(一九六五) に詳しい。栃木県にはこの中井源左衛門や矢野家と仙台店を共同出店した脇村家が、埼玉県には入 間川店を共同出店した矢尾家と小林家などがある。
(5) 八木家の開業については、八木豊一氏所蔵史料によって確認した。
(6) 土肥(一九八七、一六一頁)にしたがって金を銀に換算すると、金一両=銀七一・二匁なので、 一年間の賃金五両×七一・二匁=三五六匁となる。これを一二〇日で割ると、二・九六六六……が求 められる。三井文庫編(一九五二、七七頁)によると、安政年間の京都大工手間賃は二・九匁であ り、杜氏の一日当たり推定賃金とほぼ同じである。
(7) 近江商人の店は江州店と呼ばれる。
(8) 『醸造雑誌』とは、栃木県の海老原幸二郎によって刊行されていた醸造技術の紹介記事を主と する全国的な業界誌である。
(9) 現埼玉県秩父市の矢尾家文書により確認した。 矢尾家が明治末期に担保としていたのは、株券と軍事公債である。その他の近江商人も酒蔵周辺に あまり土地を集積していない。
(10) 現埼玉県入間市で一九九四年まで営業していた友野家文書による。

文献
江頭恒治『近江商人中井家の研究』雄山閣、一九六四年。
小倉栄一郎『近江商人の系譜』社会思想社、九〇年。
篠原三代平『鉱工業(長期経済統計10)』東洋新報社、一九七二年。
土肥鑑高『近世物価政策の展開』雄山閣、一七年
中野卓『商家同族団の研究』上、未来社、一八年。
三井文庫編『近世後期における主要物価の動丸善、一九五二年。
宮尾登美子『藏』上・下、中央公論新社、一五年(初出:毎日新聞社、一九九三年)。
山田盛太郎『日本資本主義分析』岩波書店、七七年(初出:一九三四年)。
柚木学『酒造経済史の研究』有斐閣、一九九八
渡辺尚志『近世の豪農と村落共同体』東京大版会、一九九四年。

【プロフィール】
青木隆浩(あおき・たかひろ)
昭和四五年、東京生まれ。平成五年、法政大学文学部地理学科卒業。平成一二年、東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻修了、博士(学術)取得。現在は国立歴史民俗博物館民俗部研究部助手、神奈川工科大学非常勤講師。主な著作に『伝統的家業における家族労働の歴史的変化│戦後の酒造経営を事例として』「日本民俗学」二二九・二〇〇二年など。

月刊酒文化 2003年 2月

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