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一〇年後の酒市場 何が増えて何が減る
中年で進んだ発泡酒シフト
 ビール(発泡酒含む)は一九九三年の二万九七五〇円がピークで、徐々に減少し、二〇〇三年は二万五五一六円になっている。この 一〇年間で一四ポイントの減少である(図表6B) 。この減少は一九九四年に発売された発泡酒の成長がある。安価な発泡酒がビールに代われば消費金額は下がる。
 年齢層別では、年齢の上昇とともに消費金額も増え、六〇代以上になると激減する傾向が、どの年次にも共通する。注意しなければ ならないのは、二〇〇三年に三〇代の支出金額が比較的低いことである。従来はもっと増えていたはずの勢いが見られない (図表7B)。

ワインは幅広い世代に定着
 ワインは一九九三年に一一二二円だったが、一九九八年は三四五七円と三倍を超えた。その後、低迷し昨年は二五八九円であった。一 九九八年のワインブームは市場を大きく拡大したが、十分に定着するというところまでは行かなかったようだ (図表6C)。 年齢層別では、二〇〇三年は四〇〜五〇代も消費金額が高くなっている。一九九八年のブーム時にもっとも反応した三〇代が、この 年齢に達し、消費のピークが進んだのであろう。ただし、そうではあるが他の酒類に比べ年代別の差異が小さく、幅広い年代に支持さ れている。これは若年層の取り込みに成功しているということの証でもあり、今後も安定的な増加が期待できよう (図表7C)。

コアユーザーが消えるウイスキー

 ウイスキーは過去二〇年間低下し続け、二〇〇三年の消費金額は一五五六円で二〇年前の約二割にまで落ち込んだ。一〇年前と比べ ても半分以下に減った(図表6D)。
 年齢層別では、年代が高くなるほど金額も増加し、六〇代以上になると減少する。二〇〇三年では、それ以前の年度に比べ、三〇代 の増加度合と、六〇代以上の減少度合が小さい。以前より三〇代がウイスキーを飲まなくなっている (図表7D)。
 近年はシングルモルトウイスキーをはじめ高級品の動きがよいが、消費全体のボリュームアップにつながるまではまだ行っていない。 ただし、マスコミなどでの露出は増えてきており、底打ちが間近なのかもしれない。

若年層を確実に掴む低アル
 リキュール類や低アルコール飲料は他の酒と分類されるが、この他の酒はワインと似た動きをしている。一九九三年には一四四七円 であったのが、一九九八年には三四四三円、五年間で二・四倍に成長し、その五年後の二〇〇三年には二〇三八円に減少している。結 果として二〇〇三年までの一〇年間で一・四倍になった(図表6E)。
 年齢層別で見ると若年層が比較的高く、高年齢層は低下しているが、幅広い年代から受け入れられているのがわかる (図表7E)。

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