時代や文化とリンクしたお酒に関する旬の情報サイト
酒文化研究所ホームページ
会社概要酒文化の会メールマガジンContact UsTOP
イベント情報酒と文化コラム酒文研おすすめのお店酒文化論稿集酒飲みのミカタ特ダネ
海外の酒めぐり日本各地の酒文化見学できる工場・ミュージアム酒のデータボックスアジア酒街道を行くリンク集

 
<論稿集トップへ

30代を迎える団塊Jr世代の酒

シニアにさしかかる団塊世代の酒

日本酒の味の客観的評価

酒マニアな人々への道程

酒米生産の現状と課題

おいしいカクテルをお出しするために

日本の酒税が歩んできた道

シングル化がもたらす飲酒風景

サトウキビから生まれた魅惑のお酒

変わる食卓・消えた晩酌

三井物産の清酒界進出

幕末サムライ使節の洋食・酒体験

日本酒を自家貯蔵する愉しみ

お酒で身体はどう変わるのか

「おつまみ」の日米交流
  意外史(3)あられ


「おつまみ」の日米交流
  意外史(2)枝豆


「おつまみ」の日米交流
  意外史(1)ポテトチップ


古き一升びんをたずねて
酒論稿集
その他
酒マニアな人々への道程
料理の幅が広がる日本酒は嫁と一緒に楽しむ
小坂れい
神奈川県・62歳・女性・自営・家族構成(夫・息子夫婦・孫2人)

小坂さんお好みのシャンパン シャンパンと日本酒が好きだという小坂さんがお酒を飲み始めたのは、ここ10年ほど前から。
「この年代の女性は普段飲酒する習慣がないので、私もいっさい飲んではいませんでした。ところが、10年ほど前からでしょうか、不景気になって、息子が外で飲まなくなり、家で飲むようになりました。息子も家で1人飲むのは寂しかったのでしょう、私や嫁を誘うようになり、飲み始めました。私の父親も兄も酒好きなので、多分私もお酒は好きなほうなのだと思います」
 おもしろいのは、息子さんは酔えればよいというタイプ。ところがお嫁さんと小坂さんは、おいしいお酒を探すようになり、だんだん魅力にはまっていったらしい。
「はじめは息子が買ってくる日本酒を飲んでいました。浦霞・禅が好きでよく買ってきていたと思います。ところが、嫁と私は量を飲めないからか、これはおいしくないとか、これは甘いとか、もっと違ったのを飲んでみようかなど、ぶつくさ言うようになったのです。気がつくと、お酒を買いに行くのはもっぱら嫁と私の仕事になっていました」
 小坂さんは、酒の魅力は飲んでいない時にも発揮されると言う。
「趣味が一致したというのでしょうか、近所に日本酒にこだわっている酒屋があるので、嫁と一緒に買いに行き、2人で選びます。お酒を飲むのは週に3〜4日なのですが、お酒を飲むようになってから、料理にもこだわるようになりました。おいしい食材を見ると、お酒を飲みたくなる。お酒を飲もうと思うと、おいしい料理が作りたくなるのです。そうすると、嫁との会話もお酒や料理を中心に増えてきました。お酒の力って、ほんとうにすごいと思います」
 飲んだことがない日本酒にチャレンジする時は、どのようにして選ぶのだろうか。
「好奇心旺盛な性格なのでしょう。それとも2人で買いに行くから、調子に乗ってしまうのでしょうか。ちょっと気になったお酒は取りあえず試してみます。もともとは、はじめに飲んでいた浦霞・禅に似た酒と言って、酒屋で選んでもらっていました。ほんのりと甘そうな香りがして、スムーズな酸味と甘味が広がるお酒ですね。そのうち、ラベルなどを見て自分たちで選ぶようになったのです。独特の香りが嫌いなので、古酒や山廃などは避け、あとは価格が見合っていれば試してみます。息子や夫と4人で飲むと、1度に四合瓶が空きますから、予算は四合瓶で2000円から3000円まで」
 実は小坂さんはシャンパンも好きなのだが、疲れた日は日本酒に限ると言う。
「何年か前、誕生日には何を飲もうかという話になり、いつもの日本酒じゃつまらないかしらと、シャンパンを買ったことがあります。もうかなり日本酒にはこだわっていましたから、シャンパンについてもその調子で嫁とああだこうだと議論をし、結果的にシャンパンにも凝った時期がありました。もっともシャンパンはそんなに種類がないですから、すぐに2人の意見は一致して、お気に入りはテタンジェということになったのです。ところがこのテタンジェ、なかなか売っている酒屋がないのです。恵比寿のワインショップにあるので、いつも息子にケースで買って来てもらいます。ケースで買ったテタンジェは、そのまま涼しい玄関脇に置かれています。何しろシャンパンはちょっとしたお祝い用ですから。
 それに比べて、日本酒は日常酒。近所に品揃えがよく、日本酒に熱心な酒屋があることと、探しに行くこと自体が楽しいので、日本酒は買い置きをしません。疲れた日などは、日本酒の甘さが体に優しいのです」
 この年になってからお酒を飲むようになるとは思わなかったと話す小坂さん。最近日本酒が体にいいという記事を読んで、満足していると微笑む。
酒日記
2月9日(日) 来客があり、『亀の翁』、『磯自慢』のほか、お気に入りの『まんさくの花』を刺身や天麩羅と
2月10日(月) 孫の高校合格を祝って、『テタンジェ』を中華のケイタリング(海老蒸し餃子など点心)で
2月11日(火) のんびりと『田酒』を焼き鳥で
2月15日(土) 『西の関・美吟』が手に入ったので、おひたしや刺身と
2月16日(日) 古酒らしい香りが少なくて気に入っている『古古酒大吟醸・手取川』をシタビラメのムニエルで。しっかりと重い味、旨味も充分に口の中に広がるので、焼き魚でなく、ムニエルにも合うのではないかと試してみることに。結果はとてもよく合ったので満足
2月19日(水) いただき物の『十四代』を煮物で
2月22日(土) 独立している娘の誕生日祝いを理由(娘は家にいないが)に『テタンジェ』を焼き魚で
2月23日(日) 旅行に行く。旅行先で『開運』と旅館の和食


<<前頁へ      次頁へ>>