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シニアにさしかかる団塊世代の酒
定年後は個人主義、本物志向が強い傾向
日本経済新聞社の調査(2003年6月実施)で、団塊世代が引退後、日常の生活費以外でお金をかけるものを聞いたところ、1位に国内旅行、2位にバリアフリー化などを含めた住宅改装、3位に海外旅行という結果が出ており、前述の予測を裏付けている(図表3)。趣味に費やすお金は現在、平均で年間22万5000円だが、引退後は平均25万3000円と1割強増やすと考えている。特に女性は20万7000円で、4万円以上増やしたいとしている。ただし引退後の生活を支える貯蓄額は、現時点で平均1224万円弱で、引退後に必要と考えている2586万円弱の半分にも満たないという問題も抱えている。意欲と現実の違いがうかがえる。
 同調査で、団塊世代とシニア世代(1937〜39年生まれ)の買物意識を見ると、団塊世代はシニア世代に比べ、買物の際に品質にこだわる傾向が強い(図表4)。安く買えるものは安く買い、好きなものにはお金をかけるという、賢い消費者を目指そうという考えがあるのかもしれない。
図表3
図表4

 一方、消費社会研究家の三浦展氏は、団塊世代は価値観が多様で、友達夫婦が多いニューファミリーであるといわれることが多いが、いくつかの意識調査などから団塊世代は明らかに保守的であると指摘している。彼は、団塊世代は戦前戦後の価値観の転換期を生きてきた世代であるが、価値観がそこで急転換したわけではないとする。彼らの動向が目だち、時代の転換を社会にはっきりと感じさせるように見えるのは人口ボリュームが多いためだという。そして、団塊世代は経済的に貧しい時代に社会人になったため、「国家重視から個人重視へ」などの価値観の転換を十分に実現できず、結果として既成の社会制度のなかに組み込まれ、学歴競争社会を強固にした。だからこそ、この世代は定年を契機に「個人に帰る」であろうと結論づける。その結果、個人主義的な傾向が強まり、本物志向の強い消費や、お金をかけずに余暇を楽しむ時間エンジョイ消費のスタイルが増えると予測している。

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