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インタビュー(3)
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 原美貴子さん(33歳・女性)の場合

【プロフィール】
居住地:神奈川県
世帯構成:夫婦のみ・自営業(フリーライター)
夫の年齢:41歳
最終学歴:短大卒
今、買い置きのある酒:ビール大瓶1箱。ゴミ出しの手間がないうえ配達してもらえるから瓶ビールを商店街の酒屋さんから買っている。お酒の品揃えがよくないのでほかに買うものがないとも。そのほか赤ワイン15本、白ワイン2本(ワインセラー有り)。日本酒3本、焼酎1本

●楽しく酔うお酒から、じっくりと味わうお酒に
 結婚後、自営業のご主人とともにDINKSライフを楽しんでいる神奈川県の原美貴子さんは、ご夫婦での晩酌を大切にしています。
「共働きですから、今日1日お疲れさまという意味を込めて、夫と一緒にほぼ毎日飲んでいますね。ふたりでビール大瓶を1〜2本、その後食事の内容によって、麦焼酎なら2〜3杯、ワインならふたりで1本程度飲みます」
 共働きだからこそ、ふたりで食べる夕食は大切な時間だと言います。
 もともとお酒を飲み始めたのは、19歳の頃と言います。
「短大に入って1人暮らしをしたのがお酒と付き合うようになったきっかけです。うるさく言う両親がいなくなったので飲み始めたというのが正直なところでしょうか。そのうちサークルやコンパと付き合いが広がって、お酒があたり前のように並ぶようになりました。
 それほどお金もなかったし、飲んでいた種類は、学生らしくビールやサワー、チューハイが多かったですね。当時チューハイが流行っていましたし。もちろん日本酒もありました。もちろん学生の頃は銘柄などにこだわりはありませんでした。みんなで楽しく飲めればよかったので。
 今のようにお酒の味を楽しみながら、晩酌をはじめたのは結婚してからです。結婚して食生活が規則正しくなり、自炊中心になると、お酒の飲み方も晩酌になりましたね。同時にお酒の種類や銘柄にもこだわるようになりました。もちろん料理との相性にも、私たちなりのこだわりを持っています。晩酌にこだわると、同じ夕食もとても楽しくなりますよ。会話も弾みますし・・・。
 昔も今も変わらない飲み方は、仕事の席で飲むときです。昔からありとあらゆる酒席を体験してきましたが、仕事となるとどうしても相手に合わせますからね」
 プライベートで外で飲むときはお寿司屋などが多く、月に2〜3回で予算は1万円以上。相手はご主人だったり、友人や友人夫婦の楽しい席です。
「若い頃は新しいお店や話題の店を狙っていましたが、最近は飲みたいお酒、料理のレベル、条件や店の雰囲気が重要なポイントになってきています。具体的に言うと、好みのワインや日本酒があるところ。お酒も料理もどちらもおいしいところです。
 ちなみに、私はじっくり飲みたいので、自宅では日本酒を飲みません。家事をしながら飲みたくはないですから」
 家で飲む場合、1カ月のお酒の予算も1万円を超えています。

●三拍子揃った夕食を楽しむお酒は
「日本酒は、おいしいものからそうでないものまですごく差があります。私はきりっとした辛口が好きなので、当然銘柄を選びますし、好みの日本酒がない店には行きません。日本酒を飲むときは、食べるより飲むほうの比重が高くなっていますから妥協できません。
 ワインも同じで、好きな物なら1本は軽く空いてしまいます。ちなみに、最近小売りで2000円以下のワインは質が充実してきたと驚かされます。逆に3000円〜6000円台のものに当たりはずれが多い気がします。安くておいしいワインが多くなってきたので、デイリーワインを買い置きする楽しみも増えました。
 また、私が大好きな麦焼酎は、料理を食べながら飲めるし、翌日残らないし、価格も安いのでデイリーのお酒としてはとても優秀だと思っています。
 また、ビールは好きですが、おいしくないので発泡酒は嫌いです。海外に行くと、日本のビールは高いなと思います。特に飲食店で飲むときの値段は高いですよね。あんなに何倍もの値付けをしなくてもいいのにと思いませんか」
 原さんは、食事とともにお酒を飲みたいという理由から、若いときに飲んでいたチューハイ、アルコール度数の高いウイスキー、甘いカクテルは飲まないと言います。
「家で飲むお酒は、ディスカウント店などではなく、懇意にしている酒屋さんで買います。行きつけの酒屋さんなら、置いているお酒もわかっていますし、お店の方も私たちの好みがわかっていますからとても便利です。また、買うときに予算を気にしたことはありません。食事に合う、きりっとした辛口ということだけを念頭に置いて買います。最近では新しいお酒を試すという冒険もしなくなりましたね。
 好きなのは、行きつけの和食屋で飲む麦焼酎『中々』。そう言えば先日、買い置きのデイリーワインがなくなってしまい、泣く泣く2002年の『グランクリュ』を抜栓しました。お酒なしの夕食は我慢できませんでした。でもさすがにおいしかったですよ」
 原さんは、デイリーワインのほかにも、お気に入りのワインを自宅にストックしている。
「これからもお酒の適量を知りつつ、お酒の味と一緒に飲む人との会話を楽しみたいと思います。お酒を挟むと、飲み、食い、語らいの三拍子が揃うので、本当に楽しい」


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