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30代を迎える団塊Jr世代の酒

インタビュー(4)
 シングル
 篠田聡さん(26歳・男性)の場合
【プロフィール】
居住地:神奈川県
世帯構成:1人暮らし独身(実家には両親と兄)・トラック運転手
最終学歴:高校卒
今、買い置きのある酒:冷蔵庫にビール2〜3本、飲みかけの焼酎1本

●ひとりで飲めるビールと焼酎
 お酒は嫌いなほうではないと言う篠田さんは、毎晩晩酌を欠かしません。
「高校を卒業して運送業界に就職し、寮に入っていました。みんなで夕食を食べに行くのですが、その時にビールやチューハイを飲むんですよ。気付くといつの間にか自分も飲んでいました。
 今は1人暮らしをしていますが、かつての寮と今の家が近いということもあって、生活はほとんど変わっていません。長距離を乗って地方に行っても、夕食を摂りながらビールを1〜2杯と、パターンは変わりません。飲んでぐっすり眠りたい気持ちもあるので・・・」
 毎日のことなので、あまりお酒にお金をかけることができないと言うものの。
「運送の世界は、朝4時出発などと本当にスタートが早いんです。今までいろいろニュースになったように事件もあったし、私は翌日アルコールが残らないようにビールにしています。大ジョッキ1〜2杯・・・。なぜ大ジョッキかというと、手にずしっとくるほうが、おいしいからです。外で飲むときに、小さなコップでちびちびと飲みたくはないので。
 その代わり、休みの前の日はよく飲みます。そんな時はテレビを見ながら焼酎ですね。特に仲間が集まったりするとすごい量なんです。誰かがお酒を買って持って来るのですが、ビールか焼酎のときが多いと思います。
 ふだん運転をしていて気が張っているからでしょうか、夕食のときに何かお酒を飲まないとほっとできないのです。お酒を飲むと、ああ今日も終わったなというような・・・。そして翌日が休みだったりすると、ついつい日頃のストレスから飲み過ぎてしまいます」

●楽しく飲むときは予算は考えない
 自炊をしていないので、毎日の飲食予算は食事分も含めて3000円以下。翌日が休みの日、夕食後自宅でおつまみと一緒に飲むときの予算は3000円以下で、冬ならおでんや乾きものにビールや焼酎のパターンがほとんど。仲間と一緒に外で飲むときは、焼酎やビール、ウイスキーのお湯割りを中心に約1万円。1カ月のお酒に費やす金額はそうとうなものになります。
「部屋に戻って飲むときは、夕食の帰りにコンビニに寄って買っています。たまたま近くにコンビニがあるからで、もしも近くにスーパーがあったらスーパーで買っているのではないでしょうか。ディスカウント店でまとめ買いをすることはまずありません。また、買う場所や銘柄へのこだわりはまったくありません。
 楽しく飲めて、酔えて、眠ることができたらいいんです。みんなで飲むときは朝まで飲み続けることもありますから、どこでいくら払ったかわからなくなることもしばしば。予算を考えてから飲むほうではありません」
 お酒を飲みたいのに、お財布が乏しくて飲めないということはあるのでしょうか。
「車のローンも払っていますし、月末になると本当にお財布が寂しくなります。でもいつも行きつけの店で飲んでいますから、そのまま付けておいてもらうとか・・・。あまり不自由を感じたことはありません、何とかなっています」
 ビールや焼酎を飲む機会が多い。
「ビールや焼酎はどんな料理、おつまみにも合うからです。夕食は居酒屋系が多いということかも知れません。ワインだと合わせる料理を考えるだけで面倒くさいし、そんな大したものは食べないし・・・。
 ウイスキーを飲まないのは、ひとりで水割りやお湯割りを作るのは面倒、作っていると虚しくなってくるからです。飲みたいときに、さっと飲めるのがいい。だから焼酎もロックで飲んでいます。
 日本酒は翌日残るし、自分のトラックが日本酒臭くなるのも嫌だし、飲み過ぎてしまうので滅多に飲みません。それから発泡酒はおいしくないので絶対に飲みません。
 ただ、友人と飲みに行くときは、友人がボトルを入れていて、お店の人がお湯割りを作ってくれるので、ウイスキーをお湯で割って飲んでいます。お湯割りにするのは、そのほうが料理と合うような気がするからです。冷たいと、何となくお酒ばかりを飲んでしまって、料理に箸が行かないので」
 たぶん偏見もありますよ、と言いながら、そう話してくれました。

●若い頃、今、そして将来のお酒との付き合い
「若い頃と今と、お酒の飲み方で変わってきたのは、20歳頃は飲み過ぎて、気付くと店で寝ていることもよくありました。最近はそこまで深酔いしなくなりましたね。特に身体のことを考えているわけではありませんが、身体がそこまでお酒を欲しがらなくなったようです。
 先日、年末年始に実家に戻ったとき、父親と一緒に深酒をしました。これまでは、父親と飲むこと自体あり得なかったので、自分でも驚いています」
 お酒を飲むというより、酒席での付き合いを大切にするようになったからでしょうか。
 これからもお酒とはうまく付き合っていきたいという篠田さん。
「今回の取材で、もしも自分が結婚したら・・・と考えてみました。たぶん結婚したら、お酒の飲み方も違ってくるのだろうと思います。今みたいにたくさんは飲まなくなると思うし、食べる料理が変わるから飲むお酒の種類も変わるだろうなと。もしかしたらワインを飲むようになるかも知れません。
 先日先輩が、結婚したら自分が使えるお金が少なくなったと嘆いていましたが、自分も外では飲まなくなると思います」


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