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第二部 名水トークショーと名水きき比べ
第二部の出席者は、第一部に引き続いて登壇した石川さん、山田に加え、第一部で阿蘇 の写真が紹介された白川さん、タレントでカリスマ主婦としても名高い服部真湖さんの四名である。
日本茶の旨味を引き出す軟水
まずは、白川さんの「水」をテーマにした写真をバックに、その撮影スタイルに関する話からトークショーははじまった。
「水というのは、ある時には川の水になったり、台風の暴風雨だったり、いろんな表情があるんですね。そのつどそうした水に対して、いまどんなふうに撮ったら、この水の主張が伝わるかと考えながら撮ってあげる、ということを心がけています」
いっぽう服部真湖さんは、「水は大事なもの」と気づいたのは、一五歳でモデルをはじめた時だという。
「私は体育会系で育ちましたんで、水は練習が終わるまで飲ませてもらえないような、いま考えるとすごい危ないことをしてたと思うんです(笑)。それで、外国のモデルさんに、に張りを出すためには、水分をちゃんと補給することが大切だってことを聞いて、水ってそんなに大切なんだと」 そして話は、いつしか、かつて「水と空気
はただ」と言われていたが、その水も限られた大切な資源として守り育て、次の世代に伝えていかなければならないというところへと移っていく。
つづいて、壇上の出席者に「きき水」をしてもらうコーナーである。まずは、日本茶を硬水と軟水で淹れた二種類を味わってもらう。
「色がぜんぜん違いますね」といったのは服部さん。「左(軟水)のほうが、まろやか」
と感想を述べたのは石川さんだが、この意見には全員が賛成した。
解説をしてくれた水の専門家である平島隆行さん(サントリー株式会社食品研究所)によれば、「日本茶は軟水のほうが、旨味をしっかり引き出してくれる」とのこと。
水に恵まれた国 日本
つづいて軟水(硬度五〇)、硬水(硬度三〇〇)、硬度一五〇〇の硬水のなかの硬水を「きき水」する。
白川さんは、硬水のなかの硬水を口に含むと「これは、ほんとうに水ですか?」と一言。
さらに、軟水と硬水で、ウイスキーの水割りを作り、全員で味わう。白川さんは「硬水のほうが、合うね」という感想だったが、石川さんの「どっちもうまい」との一言に、会場は大爆笑だった。
最後にこの日の感想を聞かれ、石川さんは「最近アジアに旅行することが多く、そこでまず気をつけなければならないのは水だ」と述べたあと、次のようにつづける。
「それを考えると、日本はまったくそういう心配はないじゃないですか。いろんな種類の水があって、料理に適した水、水割りに適にした水、これは楽しいですよね。われわれは、けっこういい国に住んでるんだなあということを、水の面から感じますよ」
山田はそれにつづけて、こう語った。
「お酒を造る会社が、お酒だけを見てたら、もうダメなんだと思うんですね。水が、いいお酒を造るための生命線ですから、その大本の水源環境を守り、ずっとおいしい水が出てくるようにしていく。そこまで見ての酒づくりであってほしいなと思います。
飲み手としてのわれわれも、うまいまずいだけじゃなくて、水源を守るところまでやってる会社なの、じゃその酒飲もうよというくらい、広い評価をしていくことが求められてきているかなと思います」
こうして第二部が終了したあとは、壇上に登場した名水、銘酒を参加者にも味わってもらうパーティに移動。参加された方たちは、その水や酒の味とともに、おいしい水を保つ努力が大切なことを、十分に実感したはずだ。

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