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正暦寺をたずねて「昔の酒を造りたい」と申し出た熱意の安川酒造五代目・直毅さんは、奈良人形の翁のような顔の53歳だ。『菩提泉』を造るにあたっては、杜氏さんを困らせ奈良工業試験場の先生にかなり迷惑をかけました、でも今ではこの酒が〈希望の星〉ですよ、とおっしゃる。
「そやかて、うちはこれでやっていこうという目標ができたわけですからね。酒の差別化にとっては個性や特徴が何よりですもんね。第一『菩提泉』のおかげで見学に来てくれる人も多くなりましたし、こうして私みたいなもんの話を聞きに来てくれはりますし」
−これからは蔵元と酒屋のコミュニケーションをよくして、いい酒を造り売っていかないとダメだという声がありますね
「そのとおりです。心ある酒屋さんたちはDSなんか相手にせんとよう頑張ってはりますよ。
酒蔵の見学やソフトボール大会やハイキング。これを問屋さんでなしに酒屋さんが企画してるんですね。その酒屋さんたちは『もうメーカーにねだる時代は終わった。金銭面の協力じゃなしに本来の協力が蔵元と酒屋の間には必要や』と言ってますが、私もほんとにそうだと思いますよ」
それに最近は考えがかどんどん広がりましてね、と家業を継いで25年の安川さん。
−何ですか、それは?
「いやね、お米の種を世界中にもっていって、いろんな国で米を作ってもらいたいですわ。その米でお餅をこしらえ、そしてお酒も作る。つまり世界中で日本酒をこしらえるわけですね。そうしたら米のよさも分かるし、食糧問題にも貢献するし、なんとかラウンドもうまくいくんじゃないかと。日本の農家ははじめは文句を言うかもしれませんが、米づくりに自信があれば大丈夫だと思うんですよ。ワインがそうであるように、世界中で米の酒を造ってもらう。この旨い酒のルーツはどこや。日本や、と。そういうふうになるといいんじゃないかと思うとるんですがね。どうでしゃろか」
酒は何でもOK、肉が好物という安川さんのエネルギッシュな言葉に、なるほど、うーんと唸りながら帰京して数日後、ももたろうの杉本さんから次のようなFAXが届いた。
「お酒とは? という質問に答えが出ましたので連絡致します。お酒とは人間そのもの。米の文化の中で生まれ、米の文化の中で育ち、喜怒哀楽についてまわり、若い時(新酒)は荒々しく、年を重ねる(熟成酒)とまるくなる。人間だからこそ、松村さんが言ったようにこころが大切なんですね」

ももたろう(酒文化の会会員)
  斑鳩町興留6-2-5
  電話 07457(5)6600
ワインプラザマツムラ(酒文化の会会員)
  大和高田市幸町10-17
  電話 0745(23)1212
富本憲吉記念館
  安堵町東安堵
  電話 07435(7)3300
正暦寺
  奈良市菩提山町
  電話 0742(62)9569
安川酒造
  奈良市横田町257
  電話 0742(81)0005

お酒の四季報(1996年春号)

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