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上海ハイボール万博E琉球編 アワモリッキー  
En Grill&Bar の正面。「en」のスタンド看板が目立つ
カウンターはバーというよりもオープンキッチン風 小さな雑貨店やアートショップ、高級ではないけれどいい感じの飲食店が密集する田子坊エリア。東京で言うと下北沢に雰囲気が近いだろうか。この一角に沖縄料理の居酒屋エン・グリル&バーはある。沖縄や日本本土のほかシンガポールや香港に15店舗も居酒屋を展開するグループ店。だから相応に洗練されていて使い勝手がいい。中国語がまったくできなくとも、日本語のメニューがあり気楽に使える。
 上海ハイボール万博のひとつに、沖縄の琉球泡盛ハイボールを加えたいと思い訪ねたのだったが、予想以上に居心地がよかった。まず、ざわつき加減が丁度いい。煩すぎたり、静かすぎたりすると長居する気にならないけれど、いい塩梅だ。
 次に料理がおいしい。ゴーヤの梅肉和えとラフテーは日本人好みの味つけで酒が進む。さらに泡盛の飲み方が多彩。もともと泡盛の守備範囲は広い。ストレート、ロック、水割り、お湯割りはもちろん、ソーダで割ったり果汁を搾ったりしてもイケる。なのに東京ではロックか水割りがほとんどで、ソーダで割る人が珍しいというほど窮屈。芋焼酎や麦焼酎と同じように見ているからだろう。ジュースやコーラで割るのはダメと言われそうな気がする。この店にはそれがない。
アワモリッキー。ワイングラスにライムがきれい。 この日の客は日本人が半分で、中国人と欧米人が4分の1ずつくらい。聞こえてくる言葉も日本語あり、中国語あり、英語あり。言葉も会話の響きもチャンプルだ。
 ハイボールを注文すると、よくわからないようでメニューを指差せという身振り。ソーダ割りが見当たらなかったので、ライムジュースとソーダを加えたアワモリッキーにする。泡盛ベースだからって、このベタベタなネーミングはないだろうと思ったが、味は上々、ワイングラスで出されたのも新鮮だった。こういう自由な感じが沖縄らしくてまたよかった。
ゴーヤの梅肉和えとラフテー(メニューではネギチャシュー)の味付けは日本的

(文・写真 酒文化研究所 山田聡昭)