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老舗洋食「ジミーズ・キッチン」(香港)  
山頂から香港の町を見下ろす。これぞ100万$の夜景。
山頂駅そばのレストラン「PEARL」のウエイティングバーで これが香港の夜景か。海を挟んだ両岸に迫る山、林立する高層ビル、雲に見え隠れする月。山頂から臨む夜景はほんとうに魅力的だ。わざわざやってきたかいがあった。せっかくだから夕食は夜景を眺めながらと思ったのだが、予約なしで窓際の席がとれるはずもなく、「RESERVE」の札が置かれたテーブルが恨めしい。
 3軒目に訪ねたレストラン「PEAL」はケーブルカーの駅に隣接、やはり満席だったのだが、飲むだけならオープンテラスのウエイティングバーでどうぞと勧められる。お言葉に甘えることにして、ビールとオリジナルのカクテルを一杯。予約しておくべきだったと、湧き上がる後悔の念。それにしても夕飯は何処で?と考え始めて、ガイドブックを開くと山を降りた中環エリアにイギリス式の老舗レストラン(1928年創業とか)があることを知る。香港は一世紀の英国統治でその影響を強く受けた街、どんな店なのか覗いてくおくのも悪くないと決めたのが「ジミーズ・キッチン(Jimmy’s Kitchen)」だ。
老舗の格調の高さを感じさせる入口

カジュアルになったとはいえ重厚な雰囲気が漂う店内 オフィス街ビルの一階にあるその店は重厚な趣で、ロンドンで入ったローストビーフの店を思い出させた。名物はOXテールシチューだというから、赤ワインを探すとオーストラリア産の「カベルネ&メルロー」があった。野菜のサワースープ、前菜はスモークサーモン、海老とアボカドディップ、チーズサラダ、メインは私がOXテールでガイドの陳さんはサーロインステーキ。
 店内を見回すと6〜7割が欧米人でワインをとっているテーブルが半分くらい、あとは「水」のようだった。最近はワインではなくミネラルウォーターで食事をする人が増えていると聞いていたが、目の当たりにして「ああ、本当なんだ」と思うものの、ちょっとさびしいような複雑な心境。ひょっとすると3割くらいを占めていた、中国系の顔立ちの人のテーブルのほうにワインが多かったかもしれない。香港や中国が急成長するワイン市場として期待されていることを、象徴するような光景だった。
 料理はどれもおいしかった。だが、ボリュームの多さにはまいった。OXテールは3ポーションも要らないよ、エビやサーモンも食べたのに・・・・・・と。陳さんもステーキを持て余して、半分食べたところからフォークが動かない。もっとも中華料理のように大勢で囲んで、取り分けて食べるスタイルで提供されるようになったら、この量でもいいのか。中国で外国の料理が普及する時には、そんなスタイルになるかもしれない。

ボルドーワインのセミナー。参加者は真剣そのもの
イン優先で魚介系の料理にもミドルボディの赤ワイン。油脂が多い素材やソースで、おいしくいただけた

(文・写真 酒文化研究所 山田聡昭)