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中国辺境から世界を狙うワイナリー(香港編)  
英国調のバーカウンターを囲む欧米のビジネスマンたち 朝粥と並んで試してみたかったのが朝の飲茶。3日目は早起きして、評判の店に出かけた。開店間もないこの時間、お客さんの多くは常連客のようで、居たのは新聞を読みながら淡々と食べている人、世間話をしながら楽しげに卓を囲むおじいさんたちばかりである。
 飲茶は、大きなバットを前に抱え肩にバンドを回したおばさんや、それでは運びきれないものをワゴンに積んで卓を引きまわるおばさんから、好みのものを選ぶ。焼売、春巻、小龍包など日本でもおなじみのものに手が伸びるが、甘いものやパイのようなものもあっていろいろ試してみると楽しい。もっともひとりで行ったのでは2〜3皿で朝食には十分で、3〜4人で少しずつ食べるようにすることをおすすめする。
開店したばかりの飲茶の店は常連のおじさんばかり高山のふもとに広大なブドウ畑が広がる中国西域のワイナリーの絵 連日の大満足の朝食で元気いっぱいワイン展示会に向かう。今日の目的は中国産のワインのレベルを知ること。この展示会では中国市場に輸出したい世界のワイン産地の出展が注目されているが、一方で中国も新興ワイン産地として名乗りを上げようとしている。よく言われるように中国では沿岸部と内陸部の経済格差が著しく、大都市への出稼ぎが相次ぎ劣悪な条件で働く人が大勢いる。内陸部の経済成長は大きな課題で、そこでの産業として酒造業が注目されているのである。広大なブドウ畑に最新の技術と設備を持ち込めば、コストパフォーマンスの高い、世界レベルのワインが登場することは時間の問題である。
 そう思いながら中国のワインブースを覗いてみると、まだ先行する各国のワインと競うには厳しいが、はっきりと本格的なスティルワインを目指しているとわかるものがいくつもあった。フランスでワイン醸造を学んだ技術者が指導する、内モンゴル自治区や寧夏回族自治区のワインが、近い将来日本の食卓に並ぶかもしれない。
「ミルクのビールを試してみて」と内モンゴル自治区からの出展者 中国のワイン産業の熱気にやられた頭を冷やそうと向かったのはマンダリン・オリエンタルのキャプテン・バー。香港のビジネス街の中心にあり、仕事帰りに飲みに出かける人々の待ち合わせ場所となっている。まずはビール。英国スタイルのビターをとると、よく冷えたマグで出てきた。クリームのようにきめ細かい泡がおいしそう。付け合わせはナッツ、プレッツェル、ポテトチップス。どれも新鮮で香ばしい。上海よりもおいしく感じるのは気のせいか。1杯のつもりが2杯になり、マッカランのハイボールをオーダー。甘いシェリー樽が香りでようやく落ち着き、さて、今夜はどこで飲もうかとガイドブックを探したのであった。
マッカラン12年をソーダ割りで。モルトもソーダ割りだと気楽に飲める。

(文・写真 酒文化研究所 山田聡昭)